横浜はサムズアップにて行われた、ジェシー・ハリス,ヴィニシウス・カントゥアリア,ダヂの3人によるライブにお邪魔してきました。
生粋のニューヨーカーと、ふたりのブラジル人。
ふたりに振り回されていながらも楽しそうなジェシー。みているこっちまで楽しくなるショウでした。
ヴィニシウス・カントゥアリア、彼の何枚かのソロアルバムを聴いてはいましたが(ビル・フリゼールとのやつも最高)生で聴くその弾き語り、まるで吟遊詩人のようで、ぐいぐい引き込まれます。目が離せなくなる人。
ダヂについては、失礼ながら全く知識がなかったのですが、カエターノが彼に捧げる曲を作ったという話もうなずけるほど、魅力にあふれた優しい人でした。ブラジルで作ったというテレキャスも見せてくれました。
そしてゆるっゆるのブラジル人たちをまとめようと(?)ひとりがんばっていたジェシー。彼がひとりで作り上げた新しいアルバム「ボーン・アウェイ」個人的に、ここ最近の彼の作品の中で一番といっていいほど好きです。いつになく、孤独なジェシーがそこにいます。そしてソングライターとして進化しつづける(書き続ける)その後ろ姿を、僕もいつも追いかけています。
「圧倒的なパフォーマンス」とか、「圧巻のステージ」とかいうものとは真逆の気持ちよさ。
「この人たち、ホテルでもこんな感じで歌ってそうだな〜」というか、音楽ってやっぱいいなぁ、と改めて思わせてくれる、不思議な時間でした。もちろん、いい意味でですよ。
まだまだツアーはつづくそうで(名古屋、広島、大阪、京都、東京)ぜひ、みなさん観に行ってみてください。働き者のジェシーは、細かくカフェなどでもミニライブをするそうです。
詳細はこちらかな www.hillstone.jp
ジェシーとヴィニシウスの新作でございます
ヴィニシウスのほうには、ノラ・ジョーンズ、坂本龍一、ビル・フリゼール、ジェシーらが参加。豪華すぎる!坂本さんのピアノ、やはり素晴らしいです。こちらもぜひ。
おおはた